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HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 三浦 直樹 研究室:三浦 直樹 教授 × 山田 美月
三浦 直樹 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:三浦 直樹 教授 × 山田 美月 さん
初めての試みとなる研究テーマだからこそあらゆる可能性を検証して得られたデータから核心を見逃さないように。
山田さん三浦先生には、1年生の時に受講した「数学基礎」で、初めてお会いしました。始終、何かに怒っているようなピリピリとした緊張感がありましたね…。
三浦先生学生からよく怖いって言われるんだけど…怒ってはいないんですよ?
山田さんどんな気持ちで講義しているんですか?
三浦先生人前で話すのにあがっちゃうので、板書も間違えないよう必死なんです。
山田さんそういう事情だったんですね…。実は、この研究室を選ぶ時も迷ったんですが、仲間が6人もいるから大丈夫かなって。
三浦先生それは申し訳ない。山田さんは、ITセキュリティーに関して研究したいと聞いていたので、この研究室は選ばないかなと思っていました。
山田さん具体的なシステムの構築以前に、人的工ラーの防止や管理者の意識向上などを初期設計の段階から組み入れることができればと考え、三浦先生の教えを受けながら「システム設計におけるセキュリティー意識の変化」をテーマに取り組んでみました。
三浦先生セキュリティー管理者に現場で経験を積みながら学ばせるのはとても時間がかかるので、学習という形式で習得させる考え方を柱に、対話の中でセキュリティー意識を身に付けさせる手法などを試作して、実験データを採取しているんだよね。
山田さんはい、就職先のIT企業でも活用できるのではと考えています。
三浦先生この研究室では初めての切り口なので、どのように取り組んでもらえるか、かなり頭を悩ませました。とにかく、何をやっても不正解じゃないから、いろいろ挑戦してみようとアドバイスしましたね。
山田さんこんなユニークなアプローチも試していいのかと、多くの気づきがありました。
三浦先生山田さんの研究は、なかなか数値としては捉えにくいものも多いので、実験で得られたデータを隅々までチェックして、ちょっとした差異を見逃さないことが肝心です。
山田さん助言、ありがとうございます。先生は、講義での緊張を何とかした方がいいかもしれませんね。最初の授業で、軽い挨拶や自己紹介をしてみたらどうですか?
三浦先生なるほど!それはいいかも…。
山田さん気さくに趣味の話とかしてもらえると、学生たちも親近感が湧くはずですよ。
三浦先生学会の発表でも足が震えるのに…でも、頑張ってみます!
脳の情報処理に基づき
人間に優しい情報システムを構築する
三浦 直樹 研究室
現代社会は高度な情報通信技術に支えられています。しかしそれを利用するのはあくまで人間であり、人間と技術とが良い関係を築くことが今後の社会に大事であると考えます。
そこで情報システムを利用する際の脳内の情報処理に着目し、利用者が不安にならない人間社会に優しい情報通信システムとは何かを研究しています。
三浦 直樹 教授
学 位:博士(工学)
研究分野:脳機能計測を用いた高度情報システムのヒューマンファクタ研究
◆研究室・教員紹介ページ
