![気づく → 変わる[研究室対談]](/common/images/topics/featureindex.jpg)
![気づく → 変わる[研究室対談]](/common/images/topics/featureindexsp.jpg)
HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 大石研究室:大石 洋之 ✖ 荻原 拓真さん
建築学部 建築学科 大石 洋之研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:大石洋之研究室:大石 洋之 ✖ 4年生 荻原 拓真さん
建築環境における人間の心理・行動特性に関する研究
荻原 大石先生にお会いするまでは建物のデザインに関心を持って授業を受けていたのですが、建築環境工学に関するお話を聞いて、利用者の目線で考える研究分野を知り、新たな視点を与えてくれた方だという印象を持っています。
大石 荻原くんは、JR東日本への就職を志望していたので、はじめは私の前職での仕事の話が聞きたいのかなと思いました。成績優秀で、学科の中でも好成績をマークしている学生だったので、どういう考えで私のところに来るのかな…とも思いました。
荻原 確かに仕事について詳しいお話を聞けたらと思ったのが最初のきっかけですが、利用者のニーズを分析して建築に活かす先生の研究分野に興味が高まっていったのが、研究室を選ぶ動機になりました。
大石 荻原くんは、卒業研修のテーマ「都市環境における視覚的な賑わいの印象形成に関する研究東北地方における駅前空間を対象として」を自分で発案し取り組みました。
荻原 駅前の空間を対象にしたので、実際のフィールドで調査を行うことができ、体験的な学びとなりました。
大石 荻原くんの卒業研修の取り組みをみて、ジェネラリストの素質を持っていることがわかりました。課題をさらりとこなしてしまうので、こちらとしては苦しみながらもう一歩先を目指すとさらなる成長につながるのではないか、と思いながら接していました。
荻原 なにか複雑です…。
大石 褒めているんですよ。成果を出し続ける力を付けてほしいと期待していて、4月から職場で鍛えられると思いますが彼なら大丈夫と確信しています。
荻原 はい、頑張ります。以前の自分は、本当に視野が狭かったと感じています。就職活動に関しても、いろいろなアドバイスをしてもらい感謝しています。
大石 荻原くんは研究室配属後、週1回の卒業研修の時間とは別に、私の進めている研究テーマに興味を持った研究室の学生を対象にした少人数の勉強会にも参加してくれました。そういった活動を通してキャラクターを掴めたのが良かったと思います。
荻原 卒業研修の発表会を終えてやり切った満足感はありましたが、もっとこうすればよかったと思うこともありました。
大石 学びというのは、あれがやりたいこれがやりたいという思いが無限に続いていくものです。やらされた感があるとうんざりすることもあるでしょうが、見つけた課題を先に進む動機にするかは自分次第です。荻原くんは研究室の第1期生で、どんな人間に成長し、どんな活躍をするのか楽しみにしています。
建築環境における人間の心理・行動特性に関する研究
大石研究室
建築環境における人々の行動特性や心理的評価を扱う環境心理・生理分野の研究を行っています。この研究分野では、環境を利用する人間側の視点が特徴で、アンケート調査や行動観察調査などの人を対象とした調査手法により研究を進めます。建築環境工学の観点から、人を取り巻く様々な環境要素を取りあげ、対象環境の特徴とその場所を利用する人々の属性による相互の関連について明らかにし、人間を中心とした環境創造を目指します。
大石 洋之 講師
学 位:博士(工学)
研究分野:建築環境工学、環境心理行動学
◆教員・研究室紹介サイト
