![気づく → 変わる[研究室対談]](/common/images/topics/featureindex.jpg)
![気づく → 変わる[研究室対談]](/common/images/topics/featureindexsp.jpg)
HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 小出 英夫 研究室:小出 英夫 先生 × 4年生 伊藤 竜弥 さん
工学部 都市マネジメント学科 小出 英夫 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:小出 英夫 研究室:小出 英夫 先生 × 4年生 伊藤 竜弥 さん
手順を組み立てる訓練を重ねて、その大切さを学びました
伊藤 小出先生には1年のときから4年間、大変お世話になりました。おかげさまで、論文も完成させることができました。
小出 伊藤君に限らず、研究室のメンバーは最初、論文のフォーマットから何からめちゃくちゃで(笑)。何度、注意しても直ってこなかったりしましたが、後半はみんな研究にのめり込んで、実験方法や論文の表現にもこだわり出すので、実は私は内心「よかった」と毎年、思うんです。人の命に関わる工学を学ぶ学生としては、何をするときでも細部にこだわってほしいという思いがあるからなんです。
伊藤 はい、肝に銘じます。小出先生は、コンクリートの引っ張りに対する性質を調べたり、地震予知に関する解析などを行っていますが、僕は橋梁の点検支援装置「診れるんです」を研究テーマに選び、いろいろな面で勉強になりました。研究室のみんなと、実際に橋梁の検査に出かけたときは楽しかったです。
小出 共同開発を行った企業の方と橋梁の検査をするために、1泊2日で山形に出かけたときですね。
伊藤 はい。みんなでいろいろな話をすることができました。「診れるんです」は、調査することが難しい橋の裏側の状態をカメラで撮影することで、コンクリートのひび割れなどを見つけようというもの。ですから、僕はどれくらいの明るさ(暗さ)までカメラで撮影ができるかを調査したのですが、実験条件をどう定義するのかとか、論文を読む人に、内容をきちんと伝えるための言葉づかいまで、ものすごくこだわって考えました。
小出 しっかりと手順を考えてまとめることは、どんな場面でも役に立つと思います。卒業後は建設会社で1から学び、現場に携わる方のリーダーになれるようがんばってください。
伊藤 ありがとうございます。がんばります。
廃コンクリートの再利用で
省資源の都市整備へ
小出研究室
都市の構築に不可欠な材料に関する実験をしています。役目が終わったコンクリート構造物や、コンクリート塊を新たな材料として再利用する実験など、省資源・省エネルギーなどに関わる研究を行っています。
小出 英夫 教授
学位:工学博士
研究分野:コンクリートの引張特性の解明と試験方法の開発、橋梁の点検用装置の開発
