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研究室・教員紹介

ライフデザイン学部 経営デザイン学科

財務会計研究室

財務情報と非財務情報の連携関係の探究

財務諸表における数値形成の背景には、戦略、ミッション、又は法律などが深く関係しています。また、近年では、企業価値、環境、社会、ガバナンス、サプライチェーン、又は税務コンプライアンスといった財務情報以外の情報についても、財務情報と有機的に連携させた情報開示が求められています。
本研究室では、営利・非営利組織体が開示する財務・非財務情報の機能、活用可能性、及び連携関係等について、主にアーカイバルデータを用いた実証分析の手法を用いて研究しています。

武田 紀仁

准教授

武田 紀仁

TAKEDA Norito

教員からのメッセージ

― ビジネス社会の現場で使える会計力を身に付ける ―
みなさんは「会計」イコール「簿記」というイメージをもっていませんか?
実は「会計」の概念はもっと広く、「ビジネスの言語」と捉えることができます。
わたしたちが日本語や英語などの言語によって理解・伝達を行っているのと同様に、ビジネスの現状や将来について理解・伝達するためには、「会計」という「ビジネスの言語」が不可欠です。
そして「会計力」は、たとえば税務×会計、経営×会計、ICT×会計のように、他の専門性との「掛け合わせ」で強くなります。
講義や研究における学びを通じて、「ビジネス社会の現場で役立つ会計力」を身につけることを目指しましょう。

学位

修士(経済学)日本大学 2020年

略歴

たけだ税理士事務所 所長税理士、株式会社Ronde 代表取締役社長。
千葉大学卒業後、事業会社のマネジメントに従事したのち、東京都内の税理士法人等を経て現職。クリエイターや文化芸術団体支援のための税理士事務所を設立し、会計・税務・経営に関するアドバイザリーサービスを実践している。

2001年3月 千葉大学 法経学部 経済学科 卒業
2020年3月 日本大学大学院 経済学研究科 博士前期課程 修了
2024年4月 - 2025年3月 滋賀大学 経済学部 経済学科 非常勤講師(租税法実務)
2025年4月 - 現在 東北工業大学 ライフデザイン学部 経営デザイン学科 准教授

研究分野

非営利組織体会計、無形資産会計、税務会計、遺産資産会計

担当科目

  • 簿記論
  • 財務会計論

著書

  • 武田紀仁(2024)『消費税インボイス制度 施行後の処理と実務対応のポイント』大阪府中小企業団体中央会。
  • 非営利法人研究学会編(2022)『非営利用語辞典』全国公益法人協会。(分担執筆:「正味財産」「相続税・贈与税の特例」)

論文

  • 武田紀仁(2023)「SDGs達成の視座からみた寄付金控除の今日的意義と課題」税務会計研究学会特別委員会最終報告,47-63頁。
  • 武田紀仁(2022)「オーケストラ団体における活動財源の構造と予測可能性に関する実証分析」非営利法人研究学会誌,第24号,61-73頁(査読あり)。(特別委員会報告)
  • 武田紀仁(2022)「FASBにおける映像コンテンツ制作費の会計処理と情報開示—ビジネスモデルの変化に基づく新たな動向—」産業経営研究,第44号,9-25頁。
  • 武田紀仁(2020)「情報の内容(コンテンツ)の会計に関する現状と課題 : 無形資産会計の再構築を志向して」日本知的資産経営学会誌,第6号,54-66頁(査読あり)。

研究テーマ

  • 文化芸術団体における財源と情報開示に関する研究
    非営利組織体において多様化する収入源がもたらす情報開示への影響について、主に文化芸術団体に焦点をあてて実証的に分析を行なっています。
  • クリエイティブ産業における情報開示に関する研究
    無形資産の会計と情報開示について、クリエイティブ産業の経済的特異性等に着目して研究を行っています。

委員歴・社会活動

  • グローバル・サプライチェーン・ディスクロージャー研究会 幹事(2025年3月〜現在)。
  • 税務会計研究学会 特別委員会 委員・幹事(2022年3月〜2023年10月)。
  • 租税教室における講師(2022年2月〜現在)。

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