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在学生座談会学び編
在学生座談会学び編
東北工業大学では男子学生と比べて人数は少ないものの、
女子学生も大いに活躍しています。
どんな思いで入学し、どんなことを学んでいるのか、
教員と3人の女子学生たちの視点で語り合いました。
※教員の所属及び学生の学部・学科・学年は取材当時のものです。
工学部
電気電子工学科 3年
建築学部
建築学科 2年
ライフデザイン学部
生活デザイン学科 4年
ライフデザイン学部
生活デザイン学科
それぞれどんな学科で、どんな勉強をしているか、教えてもらえますか。
生活デザイン学科は、最初に全員が同じ内容の授業を受けた後、実習は「くらし系」と「住まい系」に分かれます。私が選択した「住まい系」は建築や住環境、「くらし系」は福祉やまちづくりなどの分野を学びます。
工学部電気電子工学科は、最初は数学や化学、物理など基礎、その後ちょっと踏み込んだ「回路」などを学んで2年次から実験、3年次から研究室でそれまでの学びを生かしていきます。
どんなことに興味があるの?
工学部に入ったきっかけに「ロボットを作りたい」という夢があって、今、藤田豊己研究室に所属しています。まだ始めたばかりですが、実際のロボット作りは面白いです。
建築学部建築学科はまず1年次で教養をやって、2年次から本格的に専門分野。2,3年次はバランス良く「歴史・意匠」「計画・設計」「環境・設備」「材料・生産」「構造」の5分野を幅広く学びます。3年次から「建築デザイン」と「建築システム」の2コースに分かれます。
まだ幅広く学んでいるところだと思いますが、興味は絞れてきていますか?
デザインとシステムなら、デザインかな、と。意匠系に進みたいと思っているのですが、歴史も面白いなとも思います。もちろん設計も楽しいです。
絞れてきていると思いきや、あっちもこっちも面白くなっているんだね。
入学時の志望理由は覚えていますか。
他県と迷いましたが、宮城県内の大学で就職率が高く、専門的な分野が学べるというのが魅力でした。
私も就職率に惹かれたのと、パンフレットを見て「一番楽しそう」と思ったのもありました。それまで「東北工業大学」という名前しか知らなかったんですが。
パンフレットの印象が良かったんだ。
私は理数科の高校出身で、工学部のある大学を複数受験しました。特待生になることができたので東北工業大学に入学しました。
奨学金とか、お金のサポートが得られるのは大きかったね。励みになるでしょう?
そのおかげで得られた機会もいろいろあるので、良かったなと思います。
東北工業大学で実際に学ぶようになって「入学前と印象が違うな」ということは?
「男子が多いけど大丈夫かな」と心配でしたが、入学してみると男女関係なく楽しい学生生活を送れたっていうのは、イメージと違いました。
「男子が多く女子が少ない」っていう不安はやっぱりあるよね。
そうですね、私の高校は「女子8割」という真逆の環境だったんです。でも大学でも男子からの扱いは高校時代とあんまり変わりません。
(一同笑)
人数が少ないこともあって女子とは、だいたい友だちになれます。
大学に入学して考え方が変わったことは?
入学するまでサークルや課外活動にはあまり興味がなかったんですけど、今ではいくつも掛け持ちしていて。好きなことを見つけられたかもしれない。
掛け持ちって?
民家再生活動ワーキンググループ「MSKWG」と「仙台建築都市学生会議」、外部のまちづくりや施工に興味がある県内の建築系学生で作る「DIYYs」、女子学生サークル「Tohtech女子会」にも参加しています。
2人は何かやっていますか?
高校の生徒会のような活動をする「学部学生会」に入っています。
サークルには参加していませんが、建築模型作りのアルバイトをしています。
将来につながりそうなアルバイトだね。
将来の夢とか目標とか、見えていますか。この後の進路は?
私は大学院に進学します。この生活デザイン学科に入学して建築に興味が出てきたので今は二級建築士を目指して勉強していて、将来は空間デザインに携わる職業に就きたいと思っています。
具体的には決まっていないのですが、今、研究室でロボットを制作していて、将来も「自分で何かを作れる人」になりたいです。
大学院進学に向けて、先生たちに相談しています。私自身、建築を学ぶのが楽しかったので、将来は次の世代にも「建築家になりたい」と思ってもらえるような影響を与えられるようになりたいです。サークルや課外活動を通して経験した、授業で学べないいろいろなことを活かして「建築のことは何でも知っている人」になりたいです。