Muchu!

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私が今、夢中に...

M.O.さん工学部 建築学科(現:建築学部 建築学科)

古民家の保存・継承に興味があり、建築学科に入学。意匠系の研究室で学んでいます。2年次からは同学科の学生有志団体「colors」や、東北工業大学をはじめ宮城県内の大学、高等専門学校の学生たちによる市民団体「学生建築施工団体RED」に参加。建築・施工の知識と技術を活かし、ものづくりやDIYを通して地域のまちづくりに貢献しています。

建築施工の知識と技術で
地域のまちづくりに貢献

女子学生

楽しみながら意見を交わし
メンバー同士が切磋琢磨

大学生活にも慣れ、自分の手で誰かに影響を与えられるような活動ができないかと模索していたときに「学生建築施工団体RED」と出合い、参加するようになりました。
図画工作やものづくりは、子どもの頃から好きだった分野。メンバー同士の仲も良く、年齢関係なく意見を言い合って楽しみながら活動しています。人脈が依頼につながることが多く、メンバーの一人が常連として通っていたラーメン店の店長から「新店舗のカウンターテーブルと椅子席の施工」を頼まれたこともありました。女川保育所から「所内の樹木を木材として使いたい」というご要望をいただいて所歌の看板を制作したときは、湿った木材に電動ノコギリが使えず、木材を乾燥させる時間がなかったため、丸太をノコギリで1枚ずつカット。大変な作業でしたが、貴重な経験ができました。

企業や団体から依頼を受け
安全・機能にも配慮し制作

依頼主の要望に応えながら、安全面や機能性も重視して制作することを大切にしています。学科の授業にも模型の演習などはありますが、施工の機会は少なく、実際に手を動かして、大きなものも形として表せるのは貴重な機会。自分たちの手で一から作り出したものを実際に使っていただき、喜ぶ顔を見ると、やりがいを感じます。デジタルデータを使って複雑な木材加工ができる「ShopBot」と呼ばれるCNCルーターなど新しい技術や機器にも挑戦しています。これからも進化し続けたいです。
最近、興味を持つようになったのが「茅葺き」の技術。昔のものを現代に取り入れた建築を目指しています。「施工の経験がある」ことは私の強み。将来は設計だけでなく「施工もできる建築家」になりたいと思っています。

イラスト

在籍数が徐々に増加
女子も学ぶ大学です

理工系人材のニーズが高まり「就職に強い」「教育内容が充実している」「研究分野の専門性が高い」と、東北工業大学を選ぶ女子学生は年々増えています。2023年5月現在の女子在籍者数比率は18.0%で、10年前と比較すると約5%増加しています。

10年で約5%UP! 2013 13.1%→2023 18%