Muchu!

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私が今、夢中に...

Y.S.さん工学部 都市マネジメント学科

「もう一度、柔道を再開したい」。部員不足で休部状態にあった柔道部を2021年7月に復活させ、全国の理系大学が集まる全日本理工 科学生柔道優勝大会で女子個人2位、男子団体優勝に輝きました。柔道を始めたのは6歳の時。試合で勝つ楽しさにはまり「強くなり たい」と鍛錬に励んできました。

防災の知識と技術を学びながら
柔道のクラブ仲間と切磋琢磨

女子学生

忘れられなかった柔道の魅力
仲間を集め、休部から復活

地元の柔道のスポーツ少年団に入団したのは6歳のとき。指導環境にも恵まれ、中学3年で全国大会、高校時代にも東北大会を経験しましたが、柔道は高校で終えるつもりで大学は競技ができる環境よりも、自分が学びたい学科を優先しました。生まれ育った岩手県久慈市がたびたび川の氾濫で洪水被害に見舞われてきたことが悔しく、故郷のために河川防災を学びたいと思い都市マネジメント学科を選びました。
しかし入学後、次第に「もう一度、柔道がしたい」という思いが強くなりました。
当時、東北工業大学の柔道部は部員がゼロで休部状態。柔道経験のありそうな学生に声を掛け、仲間を探しました。八木山キャンパスからも長町キャンパスからも部員が集まり、2021年7月に柔道部を復活させることができました。

男女一緒に和気あいあいと練習
ともに研鑽を積む時間が喜び

当初1、2年生6人でスタートし、その後、新入生も加わって、2022年には部員が15人になりました。出身地によって練習方法が違うため、部員同士で工夫して自分たちの練習スタイルを模索し、打ち込みや乱取りなどに取り組んできました。部員皆が仲良く、思いやりのあるメンバーばかり。男女が一緒に練習し、互いの力量や個性に合わせて工夫しながら高め合います。競技自体が楽しいのはもちろんですが、このメンバーと一緒に活動できる喜びを感じています。
コロナ禍で当初週1回だった活動日も徐々に増え、全国の理系大学が集まる全日本理工科学生柔道優勝大会では、男子が団体優勝、私も女子個人2位という成績を収めることができました。
1度は離れたものの、やめられずに戻ってきた柔道の世界。これからも一生、何らかの形でこの競技に携わっていきたいと思っています。

イラスト

在籍数が徐々に増加
女子も学ぶ大学です

理工系人材のニーズが高まり「就職に強い」「教育内容が充実している」「研究分野の専門性が高い」と、東北工業大学を選ぶ女子学生は年々増えています。2023年5月現在の女子在籍者数比率は18.0%で、10年前と比較すると約5%増加しています。

10年で約5%UP! 2013 13.1%→2023 18%