Interview
with
Graduate

輝く先輩たち

株式会社オリエンタル
コンサルタンツグローバル

M.S.さん

工学部 土木工学科
(現:都市マネジメント学科)
1999年3月 卒業

「なりたい自分」を想像し
常にベストを尽くすこと

かねてから土木系技術者として海外で働くことに興味があったため、大学卒業後に県内の建設コンサルタントで実務経験を積み、測量士の資格を取得した後はJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊、企画調査員や海外コンサルタントとしてアジア・アフリカなどの開発途上国での土木インフラ事業の調査設計や事業管理などを行ってきました。
フリーランス的な業務形態だったので数年おきに拠点を変える生活をしていましたが、子供の生活環境の安定のため一つの会社に腰を落ち着けようと決意。2019年に現在の会社に入社、技術士を取得し、今はマニラ(フィリピン)の南北通勤鉄道延伸事業(JICA・ADB協調融資)の常駐土木技術者として施工管理を担当しています。着工の準備段階のため、施主が行う用地取得業務や施工内容の業者との協議、現地スタッフの雇用や業務指示管理なども行っています。これまで特に道路・橋梁事業に長く携わってきましたが、鉄道の施工管理はまだ6年目なので、仕事をしながら日々勉強させていただいています。
フィリピンは男女の区別なく、自分の努力次第で道を切り開いていける環境があるので、私も常にベストを尽くし、信頼される一技術者として活躍できたらと思っています。

卒業生
卒業生

東北工業大学は、入学する前から「自由な校風の大学」という印象がありました。資格に関連した制度が充実していたり、実習や演習の機会が豊富だったりと、将来の可能性が広がることを重視して選びました。
私が建設コンサルタントに興味を持った一番のきっかけは3年次の路線計画の実習です。等高線と始点・終点だけが描かれた図面に道路の線形を計画するというもので、計算によって始点と終点をきれいにつなぐことができたときはとても感動しました。サークルはF研(軽音部)に所属し、バンドを組んでいた関係で洋楽が好きだったので、海外への関心も当時から高かったです。2年次のイギリスへの語学留学で国外から日本を見つめ直せたことで、海外で働きたいという思いを強くしました。これまでライフステージに合わせて仕事のスタイルを変えてきましたが、土木系技術者として海外で活躍したいという思いは学生時代から一貫して持ち続けています。失敗することももちろんありますが、常に「自分はこうありたい」という気持ちを持ち、目標に向かって挑戦し続けることが大事なのだと思います。

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