Interview
with
Graduate

輝く先輩たち

株式会社仙台紙工印刷

C.Iさん

ライフデザイン学部
クリエイティブデザイン学科
(現:産業デザイン学科)
2012年3月 卒業

一期生時代に震災を経験
デザインの力で地域に貢献

東日本大震災をきっかけに「地元で働きたい」という思いが強くなりましたが、当時、希望するデザインの求人は仙台にほとんどありませんでした。多くの企業にメールを送った中で、求人募集していなかったにも関わらず、面接してくれたのが現在の職場です。
担当しているのは、パンフレットやカタログ、小冊子、ポスターなどのDTPデザイン。お客さまは個人商店から自治体、学校まで幅広く、ご要望に応じて既存の商品や店舗の魅力をPRすることもあれば、オープン前のお店のビジュアルイメージを店主の方と一緒に一から作り上げていくこともあります。営業担当者やライター、カメラマンとともにプレゼンテーションや打ち合わせ、取材にも出掛け、必要があればイラストも自分の手で描きます。大切にしているのは、自分自身が作りたいものよりもお客さまの希望をくみ取ること。丁寧なコミュニケーションを心掛けています。
自分の名前が表に出ることはありませんが、お客さまに満足していただけるとやりがいを感じ、手掛けたポスターなどが街になじんでいるのを見ると嬉しくなります。

卒業生
卒業生

小さい頃から好きだったイラストや絵を描くことを仕事にしたいと考え、東北工業大学クリエイティブデザイン学科に一期生として入学。他の学生や先生方の前でプレゼンテーションできたのもいい経験になり広告デザインの魅力も知りました。「自分が作りたくて作った」学生と、審査員の方のプロの視点との違いは、今仕事をする上でも大切にしています。
「工業大学=男子が多い」というイメージがありますが、当時のクリエイティブデザイン学科は女子学生も多く、所属していた剣道部の活動では他学科の女子学生と接する機会もありました。大学時代の友人とは、現在も交流が続いています。
卒業してからも、同学科を卒業した同僚がいたり、仕事で出会った方が東北工大出身だったりと縁があります。また、所属するイラストレーターの団体「東北イラストレーターズクラブ」の活動を通じて工業意匠学科(デザイン工学科)出身の先輩など東北在住のプロのイラストレーター同士でも交流し、刺激になっています。

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