Interview
with
Graduate

輝く先輩たち

国土交通省 東北地方整備局
仙台河川国道事務所

M.Yさん

工学部 都市マネジメント学科 
2021年3月 卒業

地方公務員だった父の影響もあり、地元に貢献したいという思いで東北地方整備局の仕事を志望しました。
主に河川や国道に関する公共事業の予算の管理、発注に関わる積算業務を担当しています。現在は「仙台河川国道事務所」の管轄内ですが、県を超えた事業もあって、数年おきの異動により多くのことを学び続けられる仕事です。大切にしているのは「報告」「連絡」「相談」。気付いたことや疑問はすぐに上司に話し、共有するように心掛けています。
パソコン上のデータや書類を見るだけでは分からないことがあれば、施工の現場や道路、橋、道の駅といった施設、震災遺構などの現場にも直接足を運びます。復興のシンボルとして2021年12月に全線開通した三陸沿岸道路には建設途中から足を運び、単に習い覚えた知識では分からなかった地域性や気候に合わせた工事の工夫なども知ることができました。大学時代は実習や実験の授業が多く、当時のコンクリートなどの知識は現場作業の理解に役立っています。
いつかふるさとの福島の仕事に携わるのが、将来の夢です。

卒業生
卒業生

大学で学んだ「土木」は東日本大震災の復興でも特に活躍した分野。男性が多く、まだ女性が少ない業界ではありますが、東北の女性技術員同士の交流会が開催されるなど、少しずつ女性も増えています。
課長職や主任監督員などの立場で現場をまとめ、リーダーシップを発揮している女性の先輩方の姿は格好よく「自分もいつかそんな立場に立てるように頑張ろう」と励みになります。部署の枠を超えて相談できる先輩もいて、仕事や将来のことなど話を聞いてもらっています。
プランナーコースで学んでいた大学時代も、男子の多い環境でしたが、当時5人だけだった女子学生は周囲に顔と名前を覚えてもらいやすかったり、大人数では言えないことも互いに言い合えたり、少人数だからこそ距離が近く仲良くなりやすく、卒業後も互いに連絡を取り合う関係が続いています。
都市マネジメント学科に今、女子学生の後輩が増えているのはうれしいこと。ぜひ多くの女性たちにこの業界で頑張ってほしいと思います。

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