
理事長挨拶
社会に貢献する多様な
人材の育成
学校法人東北工業大学は、電子工学の将来性が指摘され始めた昭和35(1960)年、社会の期待を受けて、「学校法人東北電子学院」として発足しました。当時の郵政大臣をはじめ、東北大学総長、宮城県知事、仙台市長、地元経済界の代表者など在仙の産学官を代表する総勢21人の発起人により設立され、初代理事長として宮本武夫(元財団法人郵政互助会会長、元郵政省事務次官)が就任しました。
昭和36(1961)年4月「東北電子工業高等学校」(現「仙台城南高等学校」)を開校し、3年後の昭和39(1964)年4月には、財団法人郵政互助会(現一般財団法人郵政福祉)からの寄付等により、「東北工業大学」の開学の運びとなりました。
開学当初は工学部2学科でスタートしましたが、令和7(2025)年には工学部の課程制の導入により3学部4課程4学科を擁する工科系私立大学に発展しました。本学園は創立以来進取の気風を持って、「わが国、特に東北地方の産業界で指導的役割を担う高度の技術者を養成する」ことを目指し大学・高校を運営してまいりましたが、これまでに、大学40千人、高校27千人をこえる卒業生を送り出し、地域社会の発展に貢献してきました。
近年、IoT、ロボット、AI、ビッグデータなどの先端技術の活用に加え、「持続可能性」、「気候変動」、「食糧問題」等の社会的課題の解決を図っていくことが求められてきており、分野横断的な取組みが益々重要となってきています。本学園では、特に「グリーンとデジタル」社会の実現に向け、東北SDGs 研究実践拠点の形成や「AI・データサイエンス教育」の必修化、また、「DX&GX教育」を全学共通科目とするなど、新たな時代に対応した取組みを進めております。
今後も、社会環境の変化に機敏に対応、かつ先導する教育・研究による人材育成と地域貢献を行い、社会の要請に応えられるよう努めてまいりますので、皆様のご理解と温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
