Interview
with
Graduate

輝く先輩たち

朝日航洋株式会社

M.T.さん

工学部 環境エネルギー学科
(現:環境応用化学科)
2017年3月 卒業

多彩なフィールドワーク経験が
航空測量への道の第一歩

私が航空測量に興味を持つようになった一番のきっかけは、研究でドローンや人工衛星のデータを活用したリモートセンシングに触れたことです。上空で取得したデータを地上で解析し、農作物の病気の発見など、生育状況を把握することができる研究だったのですが、地上では狭い範囲しか確認できていなかったものが、上空から広い範囲を調べることができるところにおもしろさを感じました。
⼤学卒業後はグループ会社である北日本朝日航洋に入社し、航空写真の画像編集に4年間従事。現在の会社へ転籍してからは実際に航空写真が必要となる案件の計画段階からお客様と協議を行ったり、撮影前の現地調査や編集作業を行う人たちへのオペレーションなどを行ったりしています。指示を受けて仕事をする立場から自分が指示を出す立場へと変わったことで、仕事をどう回していくか、どうしたらお客様にとってより良い成果を出すことができるか、自分なりに考えて行動するようになりました。安心して仕事を任せていただけるような一人前の主任技術者になれるよう、自分の担当ではない仕事にも積極的に関わり、知見を深めていきたいと思っています。

卒業生
卒業生

小学生の頃に環境問題を考えるミュージカルに参加して以来、特に森林伐採や水質など自然環境に関心を持つようになりました。東北工業大学を選んだのも、関連する勉強ができると思ったからです。フィールドワークが多く、大学4年の夏休みには授業の一環でタイを訪問し、現地の農村部でリモートセンシングを使った調査を行いました。4年間所属していた「環境サークルたんぽぽ」では代表を務めていたため、他大学や企業の方と連絡を取る機会が多く、学生のうちから社会に接する機会を持つことができたのはとても良い経験だったと感じています。
学生の頃は「何の役に立つんだろう?」と思いながら勉強することもありましたが、仕事をしていると思いがけないところで学生時代の知識や経験が生きてくることがあります。実際、仕事で水質調査を行ったときに観測された現象は大学で教わったことと結びついており、学びはつながっているのだと実感しました。まずは、吸収できることは学生のうちに吸収すること。学生時代にしかできないこともたくさんあるので、興味のあることにはどんどん挑戦し、楽しい大学生活を送ってくださいね。

「輝く先輩たち」一覧へ戻る