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宮城 全学長通信バックナンバー

第17回
第34回東北建築賞特別賞を受賞した学生有志代表に聞く

2014.7.22

♦日 時:2014年7月16日(水) 14:00~
♦場 所:本学八木山キャンパス 1号館4階 学長室 
♦対談者:宮城 光信 学長     
ライフデザイン学部 安全安心生活デザイン学科 大沼正寛准教授     
ライフデザイン学研究科 デザイン工学専攻1年   尾形 章 さん     
ライフデザイン学部 安全安心生活デザイン学科3年  丹野 慎 さん
♦対談内容
本学ライフデザイン学部 安全安心生活デザイン学科 大沼 正寛 准教授が日本建築学会東北支部第34回東北建築賞特別賞を受賞し、インターンシップの一環として実際に受賞研究の施工体験を行った研究室の配属学生や有志学生・卒業生計15名が、6月21日に福島県郡山市内にて同学会より共同者として受賞しました。 作品を支えた学生を代表して、尾形 章さん、丹野 慎さんが学長と対談しました。

大沼准教授ならびに尾形さん、丹野さんより第34回東北建築賞特別賞の受賞について報告がありました。
◯学長 :     「作品の花壇の立体長屋(※1)とはなんですか。」
・大沼准教授:「私の住んでいる青葉区花壇を数年前から学生達が訪れ、郷土史の編纂をしたり畑を耕したりして、
        この地域とかかわっています。土地を持っているわけではなく、家を新しく立てるのでもなく、
        中古マンション の改修をすることで風光明媚なこの地域に住み続けるモデルを作りたいと思い、長屋の
        ように開放感のある3DOKという新たな間取を改修デザインしました。その施工に多くの学生が
        進んで参加し、その全員が受賞しました。

◯学長:
    「尾形さんは学部3年生の時から、丹野さんは1年生の時からの参加ですね。面白かったでしょう?」
・尾形、丹野:「はい面白かったです。」
・丹野    「私は参加した当時は、何をやっているのかよくわかりませんでしたが、自分で見て、触れて、施工をして
        いく中で多くのことを学ぶことが出来ました。」        
・大沼准教授 「実際に工程を見ることが出来るので、学生にとっていい機会であったと思います。」
◯学長:   「一つの箱、何もないところから、長屋のように作り上げていったのですか?学生が作業をするには難しく
        なかったですか?」 
・大沼准教授:「はい。あくまで簡単な一部の工程しか体験させられませんでしたが、学生にはとにかく、わからなくても
         見なさい、来なさいという思いでした。」

◯学長:
   「DOKとはどういうことですか?」
・大沼准教授: 「D はダイニング,O は共有学習室、 家でのオフィスです。 Kはキッチン。特に共有学習室は
        オープンに 開かれた住まいを目指しました。」

◯学長:
   「尾形さん、丹野さんは完成まで携わったのですね。現在は何か取り組んでいることはありますか?」
・尾形:    「卒論ではブルーノ・タウト(※2)が来た頃の仙台の遺産住宅をマップ化し、
        現在は遺産住宅の意匠についての修士論文を書いています。
        先週は仙台市民文化事業団主催で、ブルーノ・タウトの街歩きのコーディネーターを務めました。」
◯学長:   「それはブルーノ・タウトとかかわりのあるところを巡るのですか?」
・尾形:    「はい、仙台・榴ヶ岡にあった商工省工芸指導所跡や、 タウトが訪れたという榴岡公園に行き、
        タウトはこういうものを見ていたということを説明しました。」
◯学長:   「工芸指導所の跡地は、今はどうなっていますか?」
・尾形:   「当時は榴岡公園の東側にあり、 今は道路や仙台市立宮城野中学校の敷地の一部になっています。
        当時工芸指導所の敷地内にあった桜の木が今も奇跡的に残っていて、近くには昭和45年に建てられた
       「工藝発祥」の記念碑もあります。
◯学長:   「仙台 市内にタウトゆかりの場所はいくつかあると思いますが、当時の古い地図をみて巡るのですか?」
・尾形:   「はい。当時タウトは仙台駅から工芸指導所の作業所までバスで通っていたそうですが、当時の路線と今の
        道路を照らし合わせて、ここを通ったのだろうという仮説をたてたりしています。」
・大沼准教授:「尾形さんは、案内、プランなど、全てを自分で担当し、コーディネイターを務めました。」
◯学長:    「そうですか、素晴らしいですね。丹野さんは3年生ですが、どうですか、今はまだ、なかなか難しいと
        思いますが、先輩に追いつくよ うに頑張ってくださいね。歳を重ねると先輩後輩の間の差は
        なくなりますからね。」
・丹野:   「はい、頑張ります。」

◯学長:
   「好きなものにどんどん入り込み、研究をすすめるのは素晴らしいことですね。大変興味深いお話が聞けま
        した。二人とも今日はありがとうございました 。」
・尾形、丹野:「ありがとうございました。」     

   
関連記事 (※1)受賞内容と東北建設賞について
http://www.tohtech.ac.jp/news/2014/03/post_214.html       
http://www.tohtech.ac.jp/news/2014/07/post_275.html       
作品展示       
http://news-sv.aij.or.jp/tohoku/kenchikusyo34-tenji.html
(※2)ブルーノ・タウト
ジャポニスム、アール・ヌーヴォーを通して日本に関心をもち、晩年来日し長期滞在した建築家 、都市計画家。1933年来日後まもなく仙台の商工省工芸指導所(現在の産業技術総合研究所の前身の1つ)に着任し、指導所の理念形成に大きな影響を与えた。 
https://unit.aist.go.jp/tohoku/kougeihin/sdhm/index.html
 
    (仙台デザイン史博物館SDHM:本学名誉教授 庄子晃子)

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最終更新日 2018年9月13日