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宮城 全学長通信バックナンバー

第5回学長通信
「東北の産業界で指導的役割担う人材を育成」 (仙台経済界※2013年7月-8月号のインタビューより転載)

2013.07.19

 今年4月から、東北工業大学の学長に就任した宮城光信氏。東日本大震災発生後は、被災地の復興支援を目的とする「復興大学」の各支援事業や、「地域復興のための共同プロジェクト」を毎年実施。地元工業系大学ならではの伝統とノウハウでまちづくりを進める。今後の地域との関わりや私立大学の役割などを、「仙台経済界」の記者が聞いた。

——東日本大震災から2年以上が経ちました。
 本学は、1978年の宮城県沖地震で大きな被害を受けたこともあり、建物の補強工事を実施していたおかげで、建物の被害は大きくありませんでした。もちろん、中の設備が損壊したり、土地そのものに被害はありましたが、建物が安全だったおかげで、地域の方に避難所や給水所として使用していただきました。
 震災後の11年度には震災を研究対象として17件の復興提案プロジェクトを実施し、12年度には新しく立ち上げた5件を含む多くのプロジェクトを行っています。

——復興に向けた地域づくりについては。
 本学は、地域づくりコミュニティー形成に長い伝統を持っています。1980年から岩手県大野村(現・洋野村)で一品一村運動の取り組みを行い、木工産業のまちとして成長した現在でも支援を行っています。
 このような伝統は今でも引き継いでおり、最近では大学が地(知)の拠点となること支援する文科省の「COC事業」に申請しています。本学では、仙台市地下鉄東西線沿線に四つの拠点を設け、まちづくりの取り組みを行っていく方針で、5月17日に仙台市と協定を結びました。東北工業大学は、「東北地方の産業界で指導的役割を担う高度な技術者を養成する」というのが建学の精神です。地域に根差した大学として、この精神を受け継ぎながらまちづくりに力を入れています。

——就職状況については。
 2012年度について、就職率100%という学科が数多く出てきています。工学部では5学科すべての学科で100%を達成しました。ライフデザイン学部の中では安心安全デザイン学科が100%を達成し、大学全体でも97.9%と高い就職率を誇っています。
 この数字には学生の能力の高さと教職員のがんばりのほかに、キャリア教育の成果も十分に生かされています。12年度から学科全体で就職活動をサポートする「学科就職支援委員会」を立ち上げて取り組み、達成できたもの。今後も就職率100%を目標にがんばっていこうと考えています。

——現在少子化が進む中で、東北工業大学のあり方とは。
 私立大学は定員割れの大学が多くなっています。本学でも、定員割れの対策はもちろん、相応の力を持った学生を育てていきたいと考えています。その方法の一つとして第2次5カ年計画を策定し、新しい学部や学科をつくる、また学科の再編を行うなどの構想があります。今後それらを踏まえて検討し、今年の日月までには計画を示したいと思います。それはトップダウンではなく、いろいろな人の意見を聞いて取り組んでいます。
 やはり、東北工業大学の存在力を強くPRし、『まちづくり』の実力を示していく必要があります。個人的には、同窓会など組織も巻き込んで考えていく必要があると思いますね。
 最終的には卒業生が地元で働くことで東北を強くし、東北を発展させていくことが大事です。そのためには、国や行政のさらなる協力が欠かせません。


※仙台経済界
仙台経済圏300万人の経済・文化・政治に密着した情報誌。 あらゆる経営者、ビジネスマン、企業活動に対応した深く豊富な話題を掲載。 資料性が高く保存に最適な仙台のビジネスコミュニティツール。 隔月刊奇数月に仙台市内の書店等で発売中。

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最終更新日 2017年12月9日