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宮城 全学長通信バックナンバー

レストランにて(2013.5.1)

2013.05.01

 先日、東京の御茶ノ水で開催された私学経営研究会セミナーに出席してきた。テーマは「ソーシャルメディア活用のポイントと留意点」というもので、現場の大学関係者等から実体験に基づく本音のお話しを伺うことができた。また、広報PR(Public Relation あるいはPromotion)のあり方について私が思っていることを確認することができたと同時に、先進大学の状況を知る上でも大きな収穫となった。開始時間は13時であったが、時間に十分余裕をもって物事に対処しようと思っている私の信念で、開始には早すぎるくらい早く、東京に着いたのは11時ちょっと過ぎであった。

 昼食をとるのには、少し時間は早かったが11時半頃、会場近くの駅のそばにあるお店に入った。カレーとスープが専門の店で、店内は狭く、席はぎゅうぎゅう詰めで30席位である。店内の様子は外からも見え、明るく並べられている小さな植木鉢は緑豊かで、開放的な雰囲気であった。先客が二人ほどおり、カウンターで日替わりランチを注文した。パソコンその他の入ったかばんを持っていたので、店員は私に気を遣い、席まで荷物をお持ちしましょうか、ということであった。そのサービスぶりに感心した。10分ほどで食事を終えた。

 食事を終え、店内を見回したら、20人ほどのお客さんが静かにランチをとっていた。びっくりしたことに男性は私一人である。若い人もいれば、年配の人もいる。どうして女性ばかりなのだろうか、と先ず、不思議に思った。入れ替わり、立ち代り入ってくるのは女性である。席に若干余裕があったので、そのことに興味をもって、コーヒーの注文もせず、入るお客の人数を数えていた。席を占有するのもはばかれるので、男性客が一人入ってきたら、出ようと思っていた。ついに29人目に私と同年代と思われる男性が入ってきた。そこで私はその店を出た。店はだんだん混雑し始め、玄関前に並んでいる人も出てきたが、待っている人全員女性であった。すごいものだと感じた。この様子を大学のことを思い浮かべながら考えた。

 18歳人口はどんどん少なくなっていく。なかでも東北の人口は全国平均よりもその減少割合は大きい。理工系への志願者は不景気で増加しているとはいえ、工学部を希望する生徒は多いというわけではない。工学部における女子学生の割合は少ない。だから、これからは女子生徒の志願者を増やそうという思いはある。女性にとっても技術、設計に携わるのは楽しいことだからである。しかし本質は別なところにある。「男女を問わず」技術の魅力、設計の魅力、人に役立つものを作る魅力を知って貰いたいということである。

 技術の魅力、設計の魅力、人に役立つものを作る魅力を知って貰うことである。大学は学生を選抜する時代から学生と大学とのマッチングの時代に入った。東北工業大学の魅力、生き生きとしている東北工大のことを何とか伝えたいと思っている。学生のニーズに合うことを信じている。

 東京は、今が街路のサツキが美しい季節である。

平成25年5月1日
東北工業大学学長 宮城光信

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最終更新日 2017年12月9日