工学部 情報通信工学科/通信系
野口一博研究室
光スイッチの応用技術に関する研究
光通信ネットワークは、現代の情報通信ネットワークひいては現代社会を支えるインフラとしてなくてはならないものとなっています。光信号を電気信号に変換せず、光信号のままで直接切り替えることができる光スイッチは、光通信ネットワークの構成を柔軟に変更することを可能とし、ネットワークの効率的な運用を実現します。当研究室では、信頼性の高い導波路型光スイッチを用いた光信号レベル安定化などの光スイッチ応用技術について研究を行っています。
学位
工学博士 北海道大学1989年
略歴
2001年2月 - 2003年3月 | NTT先端技術総合研究所 勤務 |
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2003年4月 - 現在 | 東北工業大学 工学部 情報通信工学科 教授 |
研究分野
光ファイバ伝送路の測定技術の研究、光通信用光スイッチの応用技術の研究
担当科目
- 通信システムⅠ
- 電気回路Ⅱ及び同演習
- 情報通信工学実験Ⅲ
- 光通信工学
研究室所属学生の卒業研修(論文/設計/制作)
- 光スイッチによる光信号レベル安定化回路
- 熱光学効果型スイッチの応答制御の高速化
- 光スイッチのインパルス応答測定による周波数応答の解析
受賞
石田記念財団 研究奨励賞
2004年10月 空間並列型多チャンネル光スイッチおよび光クロスコネクトシステムの研究
平成20年度 電波の日・情報通信月間表彰
2008年6月 沿岸漁業無線システムのネットワーク化に関する調査検討
社会活動
総務省 東北総合通信局
2007年6月~2008年2月 沿岸漁業無線システムのネットワーク化に関する調査検討会 座長
沿岸漁業船舶の海難事故に対する防災を目的として、沿岸漁業無線システムをネットワーク化し、海難事故に対し迅速かつ的確な対応を図れるよう、提言を行いました。
光産業技術振興協会 光産業技術標準化会
2005年4月~現在 光測定器標準化部会 議長
通信用光ファイバの測定器に関する標準化活動を行っています。現在、部会として18件の日本産業規格(JIS)を管理しており、その新規制定、改正作業を行っています。