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河野 公一 研究室:河野 公一 先生×4年生 青山 皓 さん

工学部 情報通信工学科 河野 公一 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:河野 公一 研究室:河野 公一 先生×4年生 青山 皓 さん

3次元ヒストグラムを使った「電子透かし」の研究

河野 衛星画像を使った画像処理を行うこの研究室のどんなところに興味を持ったのですか。
青山 3年生で行われる研究室配属の前に、各研究室を訪問する機会があったのですが、そのときに衛星画像を用いた研究だけでなく、衛星画像の処理技術の一つの手法である3次元ヒストグラムを使って作られる「電子透かし」の研究を行っていることを知って興味を持ちました。
河野 普通のデジカメで撮ったような画像に、衛星画像の処理技術を応用して、その画像の中に「電子透かし」と呼ばれる著作者の情報を埋め込む技術の研究ですね。画像の著作権を守るのに必要とされる技術です。
青山 河野先生の研究室を訪問するまで、全く知らなかったんです。その分、新しく学ぶことが多くて、とても楽しい研究でした。苦労したのは、著作者の情報を埋め込みながら、さまざまな検証も行うのですが、それに時間がかかってしまったことです。
それを一気に解決してくれるソフトを先生が一緒に作ってくださり、本当に助かりました。ありがたかったです。

河野 ものづくりの先生方も、必要に応じて道具を作っていると思うのですが、それと同じで、プログラムの方でもちょっとしたものは道具としてつくれるんだということが分かったと思います。とにかく学生諸君がなるべく良い環境で研究が進められる
ようにしたいと、いつも思っています。
青山 自分で考えて簡単なソフトなら自作できるようになりました。
河野 たくさん「助け舟」も出したような気がしますが(笑)。
青山 何回もその「助け舟」に乗せていただきました。ありがとうございました。

ノア衛星画像を用いた
画像処理アルゴリズムの開発

ノア衛星画像を用いた
画像処理アルゴリズムの開発

河野研究室

約20年にわたって蓄積されているノア衛星の画像を解析し、北アジア地域の環境研究を行います。画像処理をはじめとする情報通信分野の技術を駆使し、地球環境評価方法の確立を目指します。

河野研究室

河野 公一 准教授

担当科目:線形代数、アプリケーション開発、情報通信工学実験II、III
学歴:東北大学、東北大学大学院
学位:博士(情報科学)(東北大学、2003年)
おもな職歴:東北大学 大学院情報科学研究科 助教
研究分野:衛星リモートセンシング、環境情報学

河野 公一 准教授

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