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佐藤(飛)研究室:佐藤飛鳥先生×4年生 小川 綾乃さん(宮城県石巻商業高等学校出身)

ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 佐藤(飛)研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:佐藤(飛)研究室:佐藤飛鳥先生×4年生 小川 綾乃さん(宮城県石巻商業高等学校出身)

企業の方々との出会いで見えた、理想の働き方

佐藤 私の研究室ではマーケティング論と人的資源管理論の2つを軸にやっています。マーケティング論では、地元の企業とコラボして商品をプロデュースする、というマーケティングの実践的な体験を行っています。製品の特長を生かしながら、パッケージデザインや売り出し方、ターゲット層なども含めて、どうしたら売れるかを学生主体で考えてもらうんです。
小川 特に思い入れがある商品は「紙絵の具」。乾くと立体的になる特殊な絵の具で、教材や趣味の工作用に需要があると考え、ケースに入れてキットとして売り出す提案をしました。

佐藤 重要なのはニーズを探り、消費者が求めることを実現していくこと。学生ならではの発想と斬新なアイディアに、驚かされることも多かったです。
小川 シイタケジャムを作ったことも! シイタケ業者からのオファーで、試しにジャムにしてみたら「イケる」となって、みんなで商品化できるレシピを考えました。
佐藤 小川さんはチームリーダーとして、よくがんばってくれましたね。みんなの意見をまとめて、代表で企業の社長と打ち合わせをしたりと、大変なことも多かったのでは。
小川 最初はメールの書き方もわからず苦戦しましたが、先生に指導していただき、実際に社長とのやりとりや商談を通して、ビジネスマナーが身に付きました。就職活動にも役立ったと思います。
佐藤 卒業論文は、人的資源管理論をテーマに選んでいましたね。
小川 はい。若年層の離職率の高さを知り、それを低下させる手段としてメンタリング制度に目をつけました。自分自身がマーケティングプロジェクトや就職活動で企業の方と接する中で、尊敬できる方々と出会ってモチベーションが高まっていくのを感じたこともあり、メンターという存在が働く原動力になるんじゃないかなと。
佐藤 「あの人みたいになりたい」と目標を持って働く、ということに着目したのは、ポジティブな小川さんらしいテーマだと思う。
小川 先生も私にとってのメンターのひとりです。課題などは厳しかったですが(笑)、どんなことにも妥協せずに取り組む先生の姿は、これから社会人になる私にとってのロールモデルです。鍛えていただいた部分を生かして、今後もがんばっていきたいです。

就労のメカニズムと
商品開発法を研究しています

就労のメカニズムと
商品開発法を研究しています

佐藤(飛)研究室

就労のメカニズムやマーケティングの手法について研究しています。企業の人材を有効活用するための仕組み、売れる商品の開発法など、自分の関心が高い分野を掘り下げて調査・分析します。広告写真の撮影法などの演習も行っています。

佐藤(飛)研究室

佐藤 飛鳥 准教授

1999年金沢大学経済学部経済学科卒業。金沢大学大学院社会環境科学研究科地域社会環境学(経済学)専攻。経済学博士。文部科学省知的クラスター創成事業の常勤研究員として石川県の予防型社会創造産業形成に携わった後、2008年より現職。担当科目はマーケティング論、経営実践、チャレンジアブロードプログラム(海外語学研修)ほか。主な研究テーマはアメリカ労働市場論、非正規雇用問題、新産業と雇用の創出、マーケティング。

佐藤(飛)研究室ホームページ
http://www.life.tohtech.ac.jp/mc/labo/sato_asuka/index.html

佐藤 飛鳥 准教授

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