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学長メッセージ集

No.40:本学の特徴のひとつ:多様な学生を育てる教育環境-本学のアピールしたいこと
    

2018.5.20

 


大学には、新聞社などいろいろな機関からアンケートの依頼があります。5月には、「学生の人間的、社会的成長のために、キャンパス内におけるダイバーシテイ(多様性)が重要という認識が深まっていますが、大学として学生が多様な人々と交流する機会をどのように設定しているか、特に重視している取り組みは何か」という内容のアンケートがありました。
このアンケートの本来の主旨とは少しずれますが、本学の学生が「多様性」を有していて、それに対し本学がどのように教育を実践しているのかを改めて考えてみました。

本学学生の多様性
本学学生の「多様性」の一つは、高校における学修です。本学入学生の出身高校は、2018年度では普通科69%、工業科22%、商業科3%、その他6%です。同じ普通科であっても数学、理科、社会など、教科の学習履歴は異り、ましてや工業科でも電気、機械、建築、土木、化学などの専門分野、そして商業科など、学習履歴は大きく異なっています。
二つ目は、本学の入試形態です。本学には一般のAO入試に近いAOVA入試の他、推薦入試(指定校・公募制)、専門高校・総合学科入試、そして大学入試センター試験利用入試(1期・2期)、学力試験の一般入試(A・B日程)、その他社会人、外国人、編入学などがあり、選抜方法は、調査書や活動記録の書類審査、小論文、面接、各教科学力の試験など様々です。入学者の比率(2018年度)は、AOVA(19%)、推薦(41%)、センター(9%)、A(23%)、B(7%)などで多様です。
三つ目は、それまで育った地域環境で、宮城県出身は66%、他新潟を含めた東北から32%であり、東北地方といっても地域の環境は大きく異なっています。
本学の学生は入学段階で、これらの多様性を有しています。そのような多様な学生をどのように教育し、育てて社会に送り出していくのか? 本学の建学の精神を踏まえ、「創造から統合へ」のスローガンのもとに、学生に備えるべき学士力を明示して、それをどのように備えさせるのか?
いうならば、本学の特色ともいえる多様な学生に、明示した学士力を身につけるために教育環境をどのように整備しているかが、本学の特徴と考えています。

多様性を認識し、育てる教育環境
教育環境を二つに分けて考えます。それは「①授業/研究の内容」そして「②授業・研究の体制および方法」です。
①は、本学では「地域志向教育」と名付けていますが、各学科目の授業の中で、「地域づくり、活性化」「産業や技術革新」「製品や技術の高度化」「次世代先端技術」「豊かな社会や暮らし」「地域の魅力・資源・豊かさ」など工学やライフデザイン学の各分野の事例を取り入れて学生を触発しています。いろいろな専門科目を勉強する際に、それぞれが、各分野においてどういう位置づけにあり、どのような役割を果たすのかという動機付けの学習ともいえると思います。
そして②では、本学教員の他に地域企業、自治体、関係団体の実務者など、多才な講師の協力を得た体制で教育・研究を実施し、その方法にはキャンパスでの授業のほかに、国内外での現地研修、就業体験や学内外の課外活動も積極的に導入し、学士力を付加する教育を実践しています。もちろん専門科目の他に教養科目においても、この教育手法は効果的であると考えています。
これらの教育は、学士力を育む各科目を担当するすべての教員と講師、科目の教育を支援する「学修支援センター」、実験実習系科目をサポートする「技術支援センター」、研究を支援する「研究支援センター」、地域や社会と本学をつなぐ「地域連携センター」などの組織とそれらを担う職員の熱意のもとに実践されており、これらは本学における多様な学生の育て方といえると思います。

多様な人の集団、それは社会そのものです。社会でアイデンティティを発揮できる人材、他者を尊重し、協調できる人材は本学の目指す養成する人材像といってよいでしょう。本学の理念にマッチした教育環境は、本学として誇るべき特徴と考えています。

                                       平成30年5月20日
                                       東北工業大学 学長 今野 弘



                                      

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最終更新日 2018年5月22日