創立50周年



東北とともに50年
新たな50年への発進に向けて

東北工業大学
学長 宮城 光信

 今から50年前の1964年4月1日、東北工業大学は電子工学科と通信工学科の2学科で、仙台市八木山に開学しました。同年4月20日には、2学科計113名が第1回生として初の入学式に臨みました。

 この年はアジアで初めて開催された第18回東京オリンピックが開催された年です。当時のわが国は科学技術の振興をめざし最先端産業である電子工業教育を重視した時代で、東北で唯一の工業系単科大学として東北地方の産業界の期待を一身に受けての開学は、まさに新たな時代の機運を反映したものでした。本学の建学の精神、「わが国、特に東北地方の産業界で指導的役割を担う高度な技術者を養成する」は、社会からの期待の大きさも示しています。

 開学後まもなく本学は建築学科、土木工学科、工業意匠学科を、そして2001年には環境情報工学科を増設し、東北の工業系単科大学の先駆者にふさわしく工学部6学科となりました。2008年にはライフデザイン学部を加えて2学部8学科となり、キャンパスも現在の八木山、長町の2キャンパス体制に。その間、大学院の開設にも努力し、現在の2研究科6専攻、すべて博士課程を擁するまでになったことは感慨深いものがあります。

 近年で特筆すべきことは、2013年度の就職率が全8学科中6学科で就職率100%を達成し、全8学科計でも97.9%。これは全国546大学のうち就職者数300人以上規模の大学を対象としたランキング38位で、「学部別就職率ランキング(カテゴリー;工学部)」においても9位(『就職に強い大学2014』・読売新聞社:平成25年7月19日発行より)という素晴らしい就職実績が示すように、今後も新たな同窓生の活躍ぶりが期待されるところです。

 もう一つ、2013年度の嬉しいニュースは、本学の岩崎俊一理事長が文化勲章と米国のベンジャミン・フランクリン・メダルをダブル受賞したことです。この受賞によって、学生・教職員はもとよりこれまで本学に関わった多くの方々が、日本人の誰もが経験できない誇りを味わうことができました。

 また、本学は30年以上に渡って東北各地で地域振興・地域活性化のための実践活動を行ってまいりましたが、2013年度には仙台市や石巻市、国土交通省、宮城県教育委員会と連携・協定を締結するなど、これからも、産学官連携・地域連携をより一層推進していきたいと考えております。

 開学から半世紀。二度(宮城県沖地震;1978年、東日本大震災;2011年)の大震災をも乗り越え、2014年4月をもって本学は創立50周年を迎えました。同窓生は3万2千余名を越え、各地各界で活躍しています。これも偏に本学を支えていただいた皆様方のご指導ご鞭撻のおかげと厚く感謝申し上げるとともに、東北地方の明るい未来をめざして、「仙台から、新たな50年へ発進」する本学を、今後とも一層ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

平成26年4月吉日

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最終更新日 2016年4月7日