東北工業大学

環境応用化学科 環境応用化学科

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卒業生メッセージ

新しい視点に
気付かされた院生時代
製品とも人とも
向き合う業務に刺激

K.K. さん 
日本ケミコン株式会社

工学部 環境エネルギー学科
(現:環境応用化学科) 卒業
大学院 工学研究科 環境情報工学専攻
2022年3月修了

通信基地局やPC電源、自動車など身近な製品にも多く使われる小型のアルミ電解コンデンサ製品を開発しています。「開発」というと製品に向き合い続けるイメージがありましたが、実は製品について開発者が人前で直接説明するなど、人とのコミュニケーションの場面も多い仕事。学部や大学院で実験の基礎を身につけただけでなく、結果や考察を論文やレポートにまとめ、人前で話す機会があったのも、いい経験でした。特に別分野の専門家の方から質問を受けた学会での質疑応答では、新しい視点に触れることができました。職場には高分子などの材料系から電気系、半導体系、生物系などさまざまな分野を専攻してきた人たちがいて、様々な視点から話を聞くことができます。人との対話の中に、多くの学びがあることを実感します。

将来の目標は先輩方のような、より良い製品を作ること。まだ世の中にない、新しい製品にも挑戦したいです。

「水」への興味が仕事の原点
現地に足を運ぶことで
深く理解

M.N. さん 
新日本設計株式会社

工学部 環境エネルギー学科
(現:環境応用化学科)
2020年3月卒業

ダムや上下水道など「水」に興味があって環境エネルギー学科(現:環境応用化学科)に進み、河川での環境教育をテーマに卒業研究に取り組みました。女性技術者も活躍する社内の雰囲気などに惹かれ、総合職として志望したのが今の会社。上下水道施設の新設や更新に関わる設計と工事監理を担当しています。使用水量や水圧、流速といった条件を基に水理計算を行って管口径などを算出。お客さまである市町村のニーズに合わせて提案・施工を行います。安全安心な上下水道を作るために、データは紙にプリントアウトしてチェックするなどミスのないように気を付けています。

学生時代もただ講義を受けるだけでなく体感してみないと分からないことがありましたが、仕事でも実際に現地に足を運んで測量し、図面に起こすことで初めて気付くことがあります。自分の目で見て理解することの大切さを実感します。まだ男性が多い業界ではありますが、これから女性の志望者が増えることを願っています。

「建物に命を吹き込む」仕事
新しい発見を通して
成長の日々

R.Y. さん 
新日本空調株式会社

工学部 環境エネルギー学科
(現:環境応用化学科)
2017年3月卒業

ビルや産業施設といった大型施設の空調に関する仕事をしています。何もない建物にダクトを張り巡らせて空調を設置したり、衛生配管工事をしたりという、いわば建物に命を吹き込むような仕事です。実際に工事をするのではなく現場監督なのですが、さまざまな職人に指示をするためには、幅広い知識を深く理解することが求められます。空調はもちろん、建築の世界にも初めて飛び込んだので、今は新しい知識を身につけることで精一杯ですが、得た知識をこれからどう生かしていくかを常に考えながら現場に立ちたいと思います。

僕自身、いろいろなことに興味を持つタイプで、大学の研究室でも新しい発見をするたび達成感を得ていました。仕事の面でも、学ぶことの喜びを感じながら成長していきたいですし、また、今後予定している東南アジアでの仕事にも前向きに取り組みたいです。

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