東北工業大学

環境応用化学科 環境応用化学科

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授業紹介

環境応用化学科の特徴的な授業を紹介します。

#1

技術者、研究者としての
基本的な知識を修得

技術者・研究者として必要不可欠な研究・調査計画の立て方や、実現象より得られたデータ情報を整理・解析して根拠立てて物事の説明や判断を行う方法や考え方について学びます。さらに、技術者・研究者としての社会的責任や倫理観、知的財産に関する基本的な知識、化学物質の取扱い方や法規・制度の概要を習得することを目標としています。

#2

化学の基礎理論を解き、
理解を深める

水素を出発元素として元素本来の性質を電子、陽子および中性子の関係に注目して説明していき、原子同士がつながり分子になる理由や分子同士が引き合う理由を考えていく。さらに、化学平衡および電気化学を学ぶ基礎となる熱力学の基礎事項を説明した後、熱力学第 1,第2,第3法則,エンタルピー,エントロピーについて概説する。

#3

化学実験の基本操作と
実験安全手法を身につける

化学系実験科目のスタートとなる分析化学実験では,実験を正確にかつ安全に行うために,化学薬品や化学実験器具の使用方法と使用上の注意事項を学びます。基本操作を身につけた後に,試料の中に含まれている物質を化学反応により明らかにする実験(定性分析)と,試料中に含まれる標的物質の量を明らかにする実験(定量分析)を行います。また,実施した実験結果から導き出される考察をレポートにまとめることで,化学反応への理解を深め,現象を観察する力を培うことを目指します。

#4

水質汚濁・汚染の仕組みと
水処理技術を理解する

水資源の利用と水環境保全のための重要な指標である水質とその制御技術についての基本的な考え方を学びます。河川や湖沼など水域の特徴に合わせた水環境の水質管理方法や水資源利用としての浄水処理、汚水処理などの水質工学の基本を説明できたり、水質変化の定量的な把握を計算によって把握できる力を培うことをめざします。

#5

環境アセスメントの
項目と手法を学ぶ

開発行為などによる自然破壊、生態系機能の低下、汚染物質の環境負荷による被害を最小限に防ぐため、環境影響評価(環境アセスメント)が実施されています。環境変化を見極めるための環境指標の考え方と適用を学んだ上で、地域環境の事例を元に、自然環境分野(動植物)および環境負荷分野(大気・水・土壌・廃棄物)に関わる各種環境調査法の基礎知識、考え方、調査・評価方法を学びます。また、理解を深めるため、各分野の観測データを用いた演習を通じて、汚濁負荷量の算定など影響評価方法について学びます。

#6

化学技術者として必要とされる基本的な数学の知識を修得

化学工業プロセスの設計において化学工学に関する理解が必要不可欠です。これを理解するうえで重要な工業数学の知識を修得するために、基礎的な微分方程式やベクトル、統計などについて演習を交えながら学びます。さらにExcelを用いたデータ整理法についても取り組み、学生実験などでの解析に応用できる技術を身に付けることができます。

#7

材料エンジニアとしての基本的な技術や知識を習得

材料はあらゆる産業の基盤を支えています。材料に携わる化学技術者たちは組成や構造などを工夫して材料に新規機能を与えてきました。授業では、機能性材料の機能がどのような化学的・物理的性質から発現されるのか理論の面から学びます。その後、産業分野でどのような機能材料が用いられているのかを実学の面から学びます。また材料に機能を付加するために用いられている技術についても学び材料エンジニアとしての基本的な技術と知識を身につけます。

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環境応用化学科のカリキュラム